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『ウォールシェアで価値観を180°覆す』上仲昌吾、起業のリアル

『ウォールシェアで価値観を180°覆す』上仲昌吾、起業のリアル

上仲 昌吾(ウエナカ ショウゴ)(29)ー

アメリカ留学中に価値観が180度変わり、帰国後「180(ワンエイティー)株式会社」を設立。

2018年CCC主催のT-VENTURE PROGRAM優秀賞し、落書きの概念を180°覆す壁のシェアリングエコノミー「ウォールシェア」事業をスタート。

落書きの「価値観を180°覆す」ウォールシェア

ー 現在はどういったお仕事をされているのですか?

「ウォールシェア」に全力投球をしています。

 

ー 「ウォールシェア」とは聞きなれない言葉ですが…?

ウォールシェアは、今まで価値のなかった壁に経済価値を生み出すべく「ウォールアート広告」を創り、社会問題であった「落書き」を逆手にとり価値観を180度覆すシェアリングエコノミーサービスです。

アーティストと企業をマッチングすることでウォールアート広告を創り、新しい企業価値の発信を行うとともに、アーティストの雇用創出や発表の場の提供を行います。

今まで価値の無かった壁から新しいアートを目掛けて人々がワクワクしながら足を運ぶきっかけを創り、持続可能な地方創生を目指しています。

現在は、南海電気鉄道と大阪市と提携して道頓堀の遊歩道にアートストリートを、アーティストと一緒に作っているところです。

 

起業したきっかけ

ー 起業を考えるきっかけは何かありましたか?

起業の原点は、「海外に出たこと」にあります。

特にアメリカ留学中、セブンイレブンでの店員さんとの雑談が印象深いです。

僕が日本人だと伝えた時、彼は「君は恵まれている」という言葉を僕に返しました。

 

よくよく理由を聞くと、彼はアフガニスタンから戦争で追い出されて、母国から逃げるようにアサイラムという亡命ビザを使ってアメリカに来たということだったんです。

アメリカに勉強しに来た僕と、母国を追い出されてアメリカに来た彼。

全然違った価値観で同じ場所で生活していることに心が打たれ、大きく価値観が変わりました。

 

ー 180株式会社という社名はその経験に由来しているんですね。

そうですね。

海外で僕が実際に価値観が180°変わった経験から、事業者としても価値観を180°引っくり返して悪かったものが良くなるような、人やモノの価値を変えていきたいという気持ちで起業しました。

 

ー そんな中、なぜウォールシェアという事業を始められたんですか?


共同創業者とのロスアンジェルスを巡る上仲さん

少し話は戻りますが、共同創業者がアメリカの街を案内して欲しいと連絡があり、彼と一緒にアメリカロサンゼルスの街並み、海、壁画を観て回ったときに「こういう文化が日本にもあればな」という会話をしていました。

その後、帰国後にアイデアをブレストしていたところで出たのが「壁をシェアすることで、落書きの価値観を180°覆すことができるのではないか?」というものです。

ウォールシェアのアイデアを持って、CCCのT-VENTURE PROGRAMに参加し、優秀賞をいただいて本格的に事業を開始しました。

 

起業を決めて一番はじめにしたこと

ー 起業を決めて一番はじめにされたことって覚えていますか?

起業を決断した日、とりあえず日記を書き始めました。

というのも、起業を決断したのがアメリカから帰る時だったんです。

日本への飛行機の中で、アメリカでの経験を振り返り、自分の思いをまとめましたね。

 

ー 日記には、どういうこと書いていたんですか?

主に「なんで起業したいのか」についてでした。

セブンイレブンで心が打たれた話はもちろん、周りにいた海外からアメリカに来て事業を起こして生活している人たちのことも書きましたね。

海外で事業を力強く、エネルギッシュに進めていく姿を見て、僕も含め日本人にはないガッツを感じてすごく刺激を受けたんです。

そういったことを箇条書きで日記に書いていました。

 

スタカフェ大阪を利用したきっかけ

ー 上仲さんがスタートアップカフェに来られたきっかけってなんでしたか?

帰国してすぐの頃は、日本での繋がりが欲しくてミートアップというアプリを利用して、アプリの勉強会に参加しました。

そこで出会った人からの紹介で、スタートアップカフェ大阪のディレクターと出会い、スタートアップカフェを利用するようになりました。

 

スタカフェ大阪のいいところ

ー 上仲さんは今でもちょくちょく来てくださっていますが、スタカフェのいいところって何だと思いますか?

相談役(コーディネーター)がいることが素晴らしいと思いました。

アイデア段階のウォールシェアの相談に乗ってくれて、人を紹介してもらったり、ピッチする機会を教えてもらったり。

今それが仕事に繋がっているので、利用してよかったと思っています。

 

今後の展望

ー 事業において、今後の展望を聞かせていただきたいです。

まず年内には現在取り掛かっている「道頓堀アートストリート」南北両岸の壁面を「広告アート8件」、残りを「自由アート」で埋め尽くすことが短期の目標です。

Instagramアカウント
アートストリートの住所はこちら

 

長期の目標としては、ウォールシェアを全国に展開すること。

そして、事業のグローバル展開に備えて、得意の行動力を活かしチャンスさえあれば飛び込んでいきたいと思っています。

 

リアル裏トーク

事業に失敗したら?

ー すみません。スタートアップリアルお馴染みの質問で、みなさんが気になることをズケズケ聞いていきたいのですが、ぶっちゃけ事業に失敗しちゃったらどうします?

もしウォールシェアがもう展開できないとなれば、サービス(お金の流れ)を改めますかね。

ただし、ミッションとして掲げた「価値観を180°覆す」という軸はぶらさず、死ぬまで粘り強く事業展開はしていきたいです。

「価値観を180°覆す」会社を目指すことは、死ぬまでは貫き通しますね。

 

「自分が好きなようにしろ」

ー 大学時代の留学からの帰国後、すぐに起業すると決めた時周りの反応はどうでしたか?

実は、アメリカ留学前から「起業したい」と言っていたので、実際に起業するときに反対されることは少なかったです。

母子家庭家系で育った過去もあり、起業なんて絶対反対されるだろうと思いつつ母に伝えた時は、「自分の好きなようにしろ」と言われ、背中を押されました。

それは、一大決心で「アメリカに行く!」と相談した時は、全力で猛反対されて大げんかの日々だったのですが、留学に行ききった姿を見せられたからこそかもしれません。

だからこそ、起業に対するハードルも下がっていたんだと思います。

 

これから起業する方へメッセージ

ー さいごに10代、20代でこれから起業を目指す人に向けて何か伝えたいことはありますか?

何を伝えるか、絞るのが難しいですね笑

一つ伝えるなら「しんどいことは確かにある」ということ。不安は毎日襲ってきますしね。

そんな中、誰に何を言われても、折れない心があって突き通せるならやった方がいいと伝えたいですね。

「なぜ自分がやるのか(Why you?)」という問いに答えがあるなら、起業という選択肢を選んでもいいと思います。

 

ー 上仲さん、貴重なお話ありがとうございました!

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工藤 柊
【スタカフェコミュニティリーダー】普段は、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティの代表として、ヴィーガンフレンドリーな社会を創るために活動。また、ライターとしてインタビュー記事やSEO記事の執筆活動もしています。

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